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肩こりについて:肩こりの原因

肩こりの原因①悪い姿勢

筋肉は通常、ゆるんだり縮んだりという動的な活動をしています。ところがなんらかの理由で、この本来の筋肉の活動が出来ない状態になると、その結果、筋肉は緊張し、血行が悪くなります。

首や肩の筋肉が緊張する条件として、まず姿勢の異常があげられます。

猫背

いわゆる猫背は肩こりにないやすい、その代表的な不良姿勢といえます。この姿勢では、胸の前の筋肉(大胸筋、小胸筋)が肩甲骨を前方に引き下げるために、肩甲骨を首からぶら下げている筋肉(僧帽筋)が常に引かれた状態となります。

猫背であっても、何気ないしぐさの中で肩甲骨を動かす習慣があれば、僧帽筋などは収縮・弛緩を繰り返し、筋肉内の良好な血行を保つことができます。ところが、猫背で肩甲骨が前方外に引かれた状態で筋肉が緊張すると、筋内の血行が悪くなり、鈍痛を生じます。

翼状肩甲

女性では、一見、姿勢がよくて猫背ではないのですが、肩甲骨が前外方に引かれ、方が前に突き出した姿勢の人が見られます。肩甲骨の外側が前方に移動すると、内側は背中から浮き上がった状態となります。これを翼状肩甲といいます。

こうなると、首の僧帽筋が緊張し、歩いていて腕を振っても肩先(肩峰)がまったく揺れない状態となります。つまり、一見、背筋は伸びていても肩甲骨の位置と動きが悪ければ、肩こりは起こるのです。

肩こりの原因②姿勢以外の要因

①肋骨、鎖骨の動きが悪くなる

胸の筋肉が緊張すると、肩甲骨の外側を前方に引き出し、肩こりが起こりやすくなります。

この胸の筋肉の緊張は、肋骨や鎖骨の動きが悪くなって起こる場合が多く、胸の筋肉のストレッチやマッサージを繰り返しても、根本的な解決は得られません。運動やマッサージなどで意識的に肋骨や鎖骨を動かし、肩甲骨周囲の筋肉を全体的にほぐしていくことが必要です。

②肩をすくめる

肩を動かす筋肉には、表面に近い三角筋とより深部にある回旋肩板などがあります。このうち、深部の回旋肩板の働きが悪くなると、表面に近い三角筋や僧帽筋への負担が増し、腕を上げるときに肩をすくめる代償運動が起こってしまいます。この代償運動を繰り返すと、僧帽筋が疲労しやすくなります。

③筋肉どうしの役割分担

首の周囲には多くの筋肉があって、それぞれが独自の役割を果たしています。ところが、隣接している筋肉が互いにすべりあうことができなくなると、役割分担がうまくいかず、筋肉の緊張が強くなります。

数多くの筋肉それぞれが独立した役割を果たすようにするためには、マッサージやストレッチで筋肉の隣接部分をほぐすのが効果的です。

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