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便秘について:便秘薬の種類

上から入れる薬

口から取り入れ、腸で効く薬です。効き始める時間には個人差があります。

結腸刺激性下剤

大腸に刺激を与えて、動きを活発にします。腸壁から水分を出す効果があり、便を軟らかくします。アントラキノン系(ダイオウ、センナ、アロエなどの生薬が中心)と、ジフェニルメタン系(作用の穏やかな合成薬)があります。

塩類下剤

大腸での水分吸収を妨げ、軟らかい便にする効果があります。硫酸マグネシウム、塩酸ナトリウムなどがあります。

潤滑性下剤

水分を吸着させる海面活性作用を使って、硬くなった便に水分を浸透させ、出しやすくする薬です。

膨張性下剤

腸内で水分を吸収してふくらみ、便の量を増やす効果があります。

下から入れる薬

肛門から入れて、直接腸に刺激を与える薬です。比較的短時間で効果があらわれてきます。

座薬

肛門から錠剤を直接入れて、腸に刺激を与えます。

浣腸

肛門から液体を入れて腸を刺激し、便を出させる薬です。即効性があります。

薬に対する意識

便秘に悩む患者の方は、たいてい便秘薬を飲んで便を出しています。薬に対する意識は、大きく分けて【毎日が義務タイプ】【苦しいときだけタイプ】【絶対に飲まないタイプ】の3種類に分かれるようです。特に極端な考え方をする人は心配です。体を痛めつける前に、薬との付き合い方とを考えましょう。

毎日が義務タイプ

排便は、毎日ないと問題だと思い込んでいるひとです。一日でも出ないと不安なので、強迫観念に追われて、毎日便秘薬をセッセと飲み続けています。薬の常用で、腸が自力で便を出せない、という悪循環を生み出しやすいタイプです。

苦しいときだけタイプ

3日ごと、5日ごとなど、またってきて苦しくなったときに薬を飲んでいる人です。毎日飲んでいる人よりは、薬のダメージを受けにくいタイプです。自力での排便を目指して、生活改善に取り組みましょう。

絶対に飲まないタイプ

薬は絶対によくない、とひたすら我慢している人もいます。中には、便を出さなくてもいいように、食べ物を調整する人までいます。あるいは、排便にまったく無頓着で、いつ出したかすら思い出せない人もいます。

しかし、長時間便が体内にたまることは、決して健康であるとはいえません。たまには薬を使うくらいの、気持ちのゆとりを持ちましょう。

薬に頼りすぎるとどうなる?

いつまでも体内に便が残っているのは、体にとってはよくありません。でも、便秘薬とは本来「下剤」。むりやり排便を起こさせているのです。常に便秘薬を使うと、「体は、その薬の成分が入ってきて初めて便を出す」という状態になります。

人間の体は、もともと怠け者です。便秘薬が助けてくれて、便を出せるということになれば、そのほうが楽に決まっています。そのうちに、腸は楽をすることに慣れてしまい、自分の力で便を出すことをやめてしまいます。

また、腸が薬の成分に慣れてくると、量を増やさないと効き目がなくなってきます。より強い刺激でないと、反応しなくなるのです。規定以上の量でも効かなくなってきたら、かなり危険です。便秘薬を常用すると、腸は他力本願になってしまいます。自分の力で排便できるような体作りを目指しましょう。

「生薬」でも安心できない

便秘薬としてよく知られている「センナ」は、日本では、非常にポピュラーな存在です。お茶、粉末のほか、便秘薬の成分としても使われています。

しかし、センナは、中国では大変な劇薬とされていて、処方するときは細心の注意を払うといわれています。中国では、老人、虚弱体質、産前、産後、生理中の女性んは使ってはならないと規制されているほどです。決して体にいい薬ではありません。

ひとつ使い方を間違えると、恐ろしいことになります。確かに便は出ますが、副作用があるのです。妊娠中ならべ、流産のおそれがあります。常用しているうちに、筋肉に力がなくなり、体力なくなり、虚弱体質、近づいていきます。長い間センナを飲み続けて、肛門の括約筋がゆるんでしまう体験をした方は多くいます。体全体の筋力が衰えるので、当然、肛門にも影響あると思われます。

生薬とか、漢方処方、天然成分というコマーシャルには十分気をつけましょう。あなたの体に本当にあているのか判断できないまま、長期間飲みつづけると危険です。

漢方薬

漢方薬は、正しく使えば体質改善に役立ちます。ただし、素人判断で薬を選ぶのは危険です。

漢方薬を使うなら、ただ単に「便を取り出すための薬」ではなく、「体の不調のすべてを取り除く薬」を処方してもらうことをおすすめします。そのためには、漢方薬を専門に処方する薬局やお医者さんを探して見ましょう。クチコミで探すのが一番です。

だし、紹介してくれた方にはその先生の処方がぴったりだったとしても、あなたの体質にそれがあうかどうかはわかりません。漢方薬といっても、処方があっていれば、1週間続けて服用すれば、必ず何らかの効果があらわれます。そうでない場合は、処方が間違っていることが多いのです。

盲目的に信じるのではなく、自分の体をよく観察しながら服用することが大切です。もし効果がなければ、処方を変えてもらうか、違うところを探してみましょう。

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