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アトピー性皮膚炎:アトピー性皮膚炎と住環境

アトピー性皮膚炎の湿疹の原因となる代表的なアレルゲンはイエダニの糞や死骸に含まれる成分です。

住環境の変化のため、ダニは20~30年前の3倍になっています。家の中のダニをいかにして少なくするか、知恵をしぼらなくてはいけません。ダニは湿気を好むので、なるべく窓を開けて部屋に風を通し、換気をよくすることが大切です。

冷暖房器具を使う季節は、換気がおろそかになりがちですから注意しましょう。ダニはカーペットや畳の中に生息しているので、部屋の床材はフローリングが好ましいといえます。ハウスダストの中にもダニはいるので、こまめに、丁寧に掃除することも必要です。

掃除機に吸い込まれると、ダニはたいてい死滅しますが、掃除機からの排気の中には死骸や糞が含まれています。ですから、窓を開けて掃除しないと、せっかくの掃除もアレルゲンをまき散らすだけになりかねません。

布団や毛布の中にもダニはたくさんいます。寝具にはダニのえさになるフケや垢が多く、ダニが生息しやすいのですが、60℃の熱に1時間あてると死滅します。布団や毛布は毎日、天日干しにするか布団乾燥機を用い、その後、布団全体に掃除機をかけて、ダニの死骸や糞を除きます。

なお、布団は木綿地、中は木綿綿にし、布団カバーや枕カバーはダニを通しにくい布目の細かい綿製品を用います。ぬいぐるみ、布張りのソファ、座布団の中からも、たくさんのダニが見つかります。ぬぐるみや座布団も、日光に干した後、掃除機をかけてダニ退治してください。ソファは合成皮革のものなら大丈夫です。

食物アレルギーがない場合は、栄養のバランスを考えた食事をとれば、それで十分です。同じものばかり食べつづけるとアレルギーを起こすケースがあるという指摘もありますから、できるだけいろいろな食品をとるように心がけてください。

食物アレルギーがある場合は、医師の指導に従って、除去食療法に取り組む必要があります。栄養面でのバランスが失われないように、かわりの食品を確保しなければいけません。ただし、症状の程度によっては、あまり神経質に考えないほうがよい場合もあります。

また、植物油や動物質の脂を少なくすると、より効果的といわれています。特に良いとされる食べ物は、イワシ、さんま等の青魚類、ヨーグルトなどの乳製品、キノコ類などです。反対に、肉類には、ロイコトリエンのもとになるアラキドン酸が多く含まれるので、あまりたくさん食べないほうがよいでしょう。

砂糖の多いお菓子類、ジュースなどもほどほどにしましょう。砂糖をたくさんとると、消化管の中でカンジタなどのカビ類(真菌)が増殖し、この結果、アレルゲンが吸収されやすくなってしまいます。また体内のカルシウムを排出させてしまい、より過敏症になります。大人では、酒、タバコ、コーヒーなど刺激の強いものもひかえめにします。

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