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アトピー性皮膚炎:アトピー性皮膚炎と内服薬・海水浴療法

かゆみが強いケースでは、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬を補助的に使い、かゆみをコントロールします。

かゆみを引き起こす化学伝達物質はヒスタミンとされます。抗ヒスタミン薬はヒスタミンに拮抗してかゆみを鎮めます。アトピー性皮膚炎では、血液中にヒスタミンが増加する傾向があります。抗アレルギー薬は、ヒスタミンの生産にかかわる肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンの遊離を抑える働きをする薬です。

抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬には、たくさんの種類がありますが、子どもによって効果が異なります。1~2日、服用して効果がみられないときには、別の種類を処方してもらい、子どもに合ったものを使います。なお、かゆみ止めの内服薬の副作用として眠気があります。したがって眠気が強い場合には、日中の服用は避けます。

アトピー性皮膚炎の患者は、海水浴にいくと、海水がしみたり日焼けをして、一時的に悪化することもあります。ところが、2~4日するとかゆみがなくなり湿疹もよくなります。中には劇的に治るケースもあります。

これは、海水によって皮膚が洗浄、殺菌されたことと、紫外線による作用のほか、精神的な影響も考えられます。少し前に、ブームになった深層水を肌に塗るのも効果的です。深層水は太陽の光が届かないため、細菌が普通の海水に比べ、きわめて少ないという特徴があります。

保湿効果の高い軟膏を使用し肌に潤いを保つことは非常に大切なことですが、塗ったことでベタベタしたり、カユミを感じるようであればマイナス効果となってしまいます。人によって日によっても、又季節によっても効果は変わります。

個々の症状に応じて使い分けできるようここで学んでください。保湿剤は基本的に油あるいは水と油でできていますが、少しずつ含まれる成分が違います。又保存料や香料の含まれるものも避けたいものです。長く使うものですから、御自身で試して使い心地よいものを選んでいただきたいと思います。医師に御相談していただくとパッチテストをして患者さんに合う保湿剤を探します。

例えば、ワセリンは保護剤と考えて下さい。カサツキがひどい所にワセリンだけ塗っても保湿は出来ず保護だけで不快感やカユミが出てきます。ワセリンのような保護剤を塗る所に保湿が必要です。保湿剤は保湿しながら保護するように作られた軟膏です。専門医とご相談いただきお試しいただいたらいかがでしょう。

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